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エリオと金色の獣 其の一「エリオととら、出会う」 その獣は、何も無い空間を漂っていた。 周り一面奇妙な色で、どれだけ奥行きがあるのか、その向こうに何があるのかも分からなかった。 獣は最初からそこにいたわけではない。 数千年の昔から続く己の影との戦いを終えて一度死に、自身が元いた場所から次元を越えてそこにやって来たのだ。 獣には意思があったが、思考する事はせず、ただぼんやりとそこにいるだけだった。 (わしは……そうか、死んだんだっけな…… てーことは、ここはあの世への道か…) ぼんやりとした意識の中、獣はそれだけを思い、また考える事を辞めた。 だが、少しすると変な事が起こった。 獣の周りの空間が揺れ始めたのだ。 それはさながら地震のような、波が動く海面のような、奇妙な揺れだった。 (……?) 獣は初め無関心だったが、揺れが大きくなるにつれ、違和感を覚えた。 そして次に獣は、どこが果てとも知れない空間の彼方から、“何か”が来るのを感じ取った。 その“何か”は信じられない速さで近付いて来て、獣を飲み込んだ。 (こりゃあ一体…?) そこまで考えた後、獣の意識は一旦途絶え、体もその空間から完全に消え去った。 新暦0080年 第61管理世界「スプールス」 自然保護区画 「南地区は異常なし、と。」 「これで今日のパトロールは終了だね、エリオ君。」 「そうだね。早く戻ろうか、キャロ。」 JS事件終了から数年後、自然保護隊に入ったエリオとキャロはそれぞれ十五と十四になり、エリオは凛々しく、キャロは見た目麗しく成長していた。 そんな二人は今、保護区の森林の見回りをして回っていた。 「それじゃあフリード呼ぶね。」 「うん、お願い。……ん?」 エリオはふと見た先の草原に、何か光る物が落ちているのを見つけた。 「なんだろう?」 拾い上げてみると、それは五cm弱の大きさの、菱形を上下に伸ばした感じの形をした金属片だった。 ゴミかとも思ったが、そのまま放置する訳にもいかないので、エリオはとりあえずそれを自分のポケットに入れて戻る事にした。 「エリオ君、どうかしたの?」 「いや、何でもないよ。早くベースキャンプに戻ろう。」 「うん。」 そのままフリードに跨がって、ベースキャンプまで戻って行こうとした二人に、キャロのデバイス―ケリュケイオンが警告を発した。 『マスター、現在位置から南西700mの地点に次元震反応を確認しました。』 「「えっ!?」」 同時に驚く二人。しかしエリオはすぐに冷静になりキャロに指示を出す。 「キャロ、君はタントさんとミラさんの所へ戻って連絡して。僕は現場に向かうから。」 同じ保護隊員のタントとミラは魔導師ではない為、直接伝えに行かねばならない。 「うん。気をつけてねエリオ君。」 少し心配そうに言うキャロ。 「大丈夫だよ。それじゃあ行くよ、ストラーダ。」 『OK。Set Up』 腕時計の形をしていたストラーダが起動し、バリアジャケットと槍が現われた。 『フォルムツヴァイ デューゼンフォルム』 飛行が可能となる第二形態のストラーダを掴み、エリオは高速飛行で目的地へと向かった。 スプールス南西部の森林地帯 「ストラーダ、場所はこの辺りかい?」 デバイスの情報を元に現場に降り立ったエリオは、自分の足で森林を走っていた。 『もう間もなくです、マスター。』 「そう。ところで、生体反応の類いはあるかい?」 『大きな反応が現場と思われる所に一つ確認出来ます。』 「次元遭難者かも知れないな。急ごう。」 『はい、マスター。』 ストラーダとそんな会話をしていると、エリオは少し開けた場所に出た。 そしてエリオはそこにいた物を見て、思わず息を飲んだ。 そこには金色の体毛をした、四mはあろうかという大きな獣が横たわっていたからだ。 体付きは人に近いが、腕一本、否、指先一つにも力が漲っており、その先の爪は鋭くて刃物のようだ。 顔には隈取りのような模様が入っており、それが一層獣の迫力を引き立てている。 獣の体全体から溢れ出す圧倒的な存在感に、エリオは畏れすら感じた。 「う…ぐ……」 不意に獣が声を上げて身を起こし、エリオは反射的にストラーダを構えた。 「ん?……人間か?人間がいるってこたぁ、わしはまだあの世に来てねぇのか。 おい小僧、ここは一体どこだ?」 獣は体を起こすなり、突然エリオに質問をしてきた。 普通こんな生き物が喋りだしたら腰を抜かす所だが、エリオはアルフやザフィーラのような存在を知っていた為、それほど驚く事はなかった。 「ここは第61管理世界、スプールスです。」 「かんりせかい?すぷうるす?おめー何を言ってんだ小僧?」 獣は首を傾げながらそう言った。 「小僧じゃなくて、僕は時空管理局自然保護隊の、エリオ・モンディアルです。 あなたは、誰なんですか?」 エリオは獣に聞き返した。 「わしか?そうだな……今までいろんな名で呼ばれてきたが……やっぱりあれが一番だな。 おい、えりおとか言ったな。」 「は、はい。」 「わしの名前は とら だ。覚えときな。」 こうして、金色の毛を持つ最強の妖怪と、確かな実力を持った若き槍騎士は邂逅を果たした。 続く 目次へ 次へ
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凄艶なる金色の天使 ヴィーナス 13677541230219.jpg Level 攻撃力 防御力 1 150 2726 7392 名前 コメント
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佐藤朱をお気に入りに追加 佐藤朱とは 佐藤朱の93%は電力で出来ています。佐藤朱の4%はアルコールで出来ています。佐藤朱の3%はお菓子で出来ています。 佐藤朱の報道 【12月10日付】今週末公開の新作映画 - 映画ナタリー 地元から7人が優勝 全国防具空手選手権 | 厚木・愛川・清川 | タウンニュース - タウンニュース プロテスト合格組9人が上位通過。1位は38歳下川めぐみ。女子ファイナルQTコメント集(みんなのゴルフダイジェスト) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース フレッシュな選手が上位に食い込み、来シーズンも新ヒロインが生まれる予感! 女子ツアーQTレポート(みんなのゴルフダイジェスト) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 初々しい永嶋花音「現実に追いつけてないです」今年プロテスト合格のルーキーたちが上位通過【女子ゴルフ・ファイナルQT】(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 高3佐藤心結「渋野さんに成長した姿を見せたい」 最終QT11位でツアー前半出場権を獲得(THE ANSWER) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 新垣比菜3位 下川めぐみら首位/女子ファイナルQT3日目 - ゴルフダイジェスト・オンライン ルーキーが初QTで奮闘 ジャンボの弟子・佐久間朱莉は師匠からの言葉で奮起「来年はレギュラーで勝つ!」(ゴルフ情報ALBA.Net) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 書の甲子園 道内の受賞者 /北海道 - 毎日新聞 賞金女王は来季前半出場権 ステップで賞金トップ10に入ると何がもらえる?(ゴルフ情報ALBA.Net) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ラグビー】60分14人のサクラフィフティーン、必死に抵抗も、スコットランドに敗れる。(ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」,新形式イベント“変奏曲 スペイン紀行”が開催 - 4Gamer.net 佐藤心結が涙の一発合格 「自信になった」渋野日向子とのプレーオフ - ゴルフダイジェスト・オンライン 中村知花(奈良文化)が個人総合V、団体は奈良文化 新体操奈良県高校新人大会|奈良新聞デジタル - 奈良新聞 【オート】川口で佐藤正人選手がレース中に事故死(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」,九条朔夜バースデーキャンペーンが開催 - 4Gamer.net 乃木坂46“新センター”賀喜遥香、さまざまな秋を楽しむ 『PlatinumFLASH』表紙 - ORICON NEWS 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」,期間限定イベント“音速のハロウィンキング”が開催 - 4Gamer.net 「スタオケ」“Featuring 常陽工業/ラザルス学院”のイベント用描き下ろしビジュアルが公開 - 4Gamer.net 初代「コルダ」から土浦梁太郎が登場。「金色のコルダ スターライトオーケストラ」で“伝説の演奏家スカウト 土浦梁太郎”が開催 - 4Gamer.net 「AGF 2021」限定のスペシャルコラボイラストのビジュアルが公開 - 4Gamer.net 「スタオケ」“Featuring 常陽工業/ラザルス学院”イベントの入場チケット優先販売が開始 - 4Gamer.net 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」期間限定イベント“間奏曲 飴色の追憶”を開催中 - 4Gamer.net Key作品初のクロスオーバー「かぎなど」メインキャストに杉田智和、堀江由衣ら 神尾観鈴役は真田アサミ - アニメハック AKB48・鈴木優香、グループ卒業を発表 頭下げ「最後まで頑張りたい」 活動再開から1月半で決意 - ORICON NEWS 今日は“金色のコルダの日”。「スタオケ」のLINEスタンプの販売や育成アイテムプレゼントなどさまざまな施策が発表に - 4Gamer.net 「スタオケ」,期間限定イベント“組曲 禁断のレチタティーヴォ”が開催 - 4Gamer.net 「スタッフが辞めない理由」と「お店を支える店長の育て方」 サロンづくりのスペシャリストが語るオンラインセミナー実施 - PR TIMES 未来社会DESIGN機構2021年度「DLab Challenge」研究支援に4件採択 - 東京工業大学 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」,ハーフアニバーサリー記念スカウトが開催 - 4Gamer.net 「スタオケ」夏季キャンペーン第2弾が9月1日に開始。プライズ景品とノベルティ付きドリンクが登場 - 4Gamer.net 「スタオケ」で期間限定イベント“SPLASH! サマー・サバイバル”が開始。8月24日にはハーフアニバーサリー記念番組の配信も - 4Gamer.net 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」,メインストーリー第8章が公開。響也SSRカードのプレゼントも - 4Gamer.net ファンづくりを科学する美容室向けウェビナー2days開催決定! - PR TIMES AKB48行天優莉奈、新型コロナ感染 芸能界の感染報告が相次ぐ - ORICON NEWS 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」,限定プライズを用意したキャンペーンがセガ池袋GiGO店で8月1日に開始 - 4Gamer.net 「スタオケ」期間限定イベント“納涼! 肝試し 作曲家Cの肖像”がスタート。目玉報酬は竜崎疾風のイベント特効付きSSRカード - 4Gamer.net 「スタオケ」の描き下ろしイラストを先行公開。メインストーリー第7章より鷹峯高校のメンバーをピックアップ - 4Gamer.net 【今日は誰のお誕生日?】5月16日がお誕生日の声優さんは? - アニメージュプラス 河内で学生ら企画イベント 謎解き楽しみ散策 - 宮崎日日新聞 AKB48期待の14歳・長谷川百々花、突然の活動終了 音楽番組センター抜てき直後に何が(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE) - Yahoo!ニュース 【ハンドボール高校選抜女子1回戦】まもなく開始!名経大学市邨vs富岡 (2021年3月24日) - エキサイトニュース AKB48佐藤朱「つらかった気持ちを忘れることができました」 東日本大震災復興支援配信 - サンケイスポーツ 柏木由紀AKB48加入年に産声、チーム8「中学生トリオ」に“アイドル極意3か条”伝授 - ドワンゴジェイピーnews AKB48・佐藤朱が卒業前のテニスラストイベント「私にとってかけがえのない場所でした」<SMASH> - ニフティニュース 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」,限定コースターがもらえるノベルティー付きドリンクの販売を3月12日から実施 - 4Gamer.net 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」が本日配信開始。国際コンクール優勝を目指して旅をする高校生たちの物語が展開 - 4Gamer.net AKB48チーム8宮城県代表・佐藤朱、卒業を発表「新たな環境で学んだこと生かしたい」 - ORICON NEWS 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」に伝説の演奏家“月森 蓮”の実装が決定。さらに“如月響也”実装の可能性も? - 4Gamer.net [深層NEWS]中国のウイグル人権抑圧、自民・佐藤外交部会長「一種のジェノサイド」 - 読売新聞 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」のPV&新ビジュアルが公開。DISH//による主題歌「バースデー」のMVも掲載 - 4Gamer.net 堀未央奈、1万字で語る卒業と未来 思い出の地でのメモリアルグラビア【独占カット】 - ORICON NEWS 『Platinum FLASH』最新号表紙解禁、卒業発表の乃木坂46堀未央奈 大フィーチャー - ドワンゴジェイピーnews AKB48メンバーが発起人!「おうちでメンバーリクエストアワー2021」開催!「17LIVE」で無料独占ライブ配信が決定! - PR TIMES ミュージカル「鬼の鎮魂歌」見て 桃太郎伝説題材、岡山で1月公演:山陽新聞デジタル|さんデジ - 山陽新聞 佐藤朱『AKB48e運動会』でMVP、グラビア出演権得る - ニコニコニュース 年間成績上位8人のみが出場!ツアー最終戦、ATPファイナルズ シングルス全試合生中継! - PR TIMES ロードスター・パーティレースⅢ 北日本 NDシリーズ Rd.1 | レポート | マツダグラスルーツカテゴリー - BRIDGESTONE Motorsport AKB48 小栗有以、はじめしゃちょーからの言葉に感極まり「もう泣きそうです」 - ドワンゴジェイピーnews AKB48メンバーが5日間連日ニコ生に出演!2019年1月に開催されたAKB48チームコンサートも生放送 - PR TIMES 元AKB48佐藤七海、“復帰”発表の反響は「小栗有以ちゃんと佐藤朱ちゃんからLINEがきました」 - ザテレビジョン チーム8にヤラセ!? 小田えりなが冷たいおでんで“熱々”リアクション! 佐藤朱は“過剰”に初登場 - ザテレビジョン スポーツクラブ「メガロス」設立30周年記念 特別ゲストと共に全店合同「テニスキャンプ」開催 - PR TIMES AKB48 チーム8 単独公演「Bee School」倉野尾成美「心を刺激するような感情をもってもらいたい」 - ウォーカープラス ◆佐藤朱&濵~おバカ役ってムズカシイ? - 読売新聞 ◆坂口&佐藤七海~一生の宝物です! - 読売新聞 AKB48・チーム8、「TIF2019」で躍動! 小栗有以「まさに会場がHOT」 - クランクイン! 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[奪われた金色の種を取り返せ!] 全員参加可能イベント 自分に合った適正モブのみドロップ ☆ドロップするレベル差は 敵とのレベル差±100 金色の種は泥率50% 金色の苗木は泥率0.01% 金色の種・苗木を右クリックで 自分のスコアに反映 金色の種 1ポイント 金色の苗木 500ポイント サーバー全体の合計ポイントで報酬配布 ランキング上位10名に報酬配布 サーバー全体の合計ポイント報酬 100達成 強化石16個 200達成 強化石32個 500達成 強化石64個 1000達成 強化石64個 16EMB ゴールドヘルム 2000達成 強化石100個 32EMB 3500達成 強化石150個 1G 5000達成 強化石250個 3G ゴールドメイル 6500達成 強化石275個 5G 8000達成 強化石300個 10G 10000達成 強化石450個 15G ゴールドレギンス 12500達成 強化石500個 30G 15000達成 強化石750個 45G 20000達成 強化石1000個 1GI ゴールドブーツ 金色の武器交換チケット ランキング報酬 ☆1位 属性変更石交換チケット×10枚 強化石の塊 5個 3GI 金色の武器交換チケット×5枚 ☆2位~5位 属性変更石チケット×5枚 強化石の塊 3個 1GI 金色の武器交換チケット×3枚 ☆6位~10位 属性変更石交換チケット×3枚 強化石の塊 1個 30G 金色の武器チケット×1枚
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【登録タグ 3L 8 き ランコ 曲 神さびた古戦場 ~ Suwa Foughten Field 豚乙女】 【注意】 現在、このページはJavaScriptの利用が一時制限されています。この表示状態ではトラック情報が正しく表示されません。 この問題は、以下のいずれかが原因となっています。 ページがAMP表示となっている ウィキ内検索からページを表示している これを解決するには、こちらをクリックし、ページを通常表示にしてください。 /** General styling **/ @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight 350; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/10/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/9/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/8/NotoSansCJKjp-DemiLight.ttf) format( truetype ); } @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight bold; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/13/NotoSansCJKjp-Medium.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/12/NotoSansCJKjp-Medium.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/11/NotoSansCJKjp-Medium.ttf) format( truetype ); 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《開発者 エルセア=エコルダ》 プログレスカード レベル4/白/P10000/G4000/S1 【人間】/【エンジニア】 リンクフレーム なし 《常》他のあなたの白のプログレスすべてに「《常》奇跡2(このカードのリンク失敗時、 さらに2枚めくって再判定してよい。これは1ターンに1回しか使えない。)」を与える。 「ふふーん、なかなか可愛くできたんじゃない? 我が愛娘よ!」 illust パセリ 黒き夜の奇跡で登場のレベル4の白色のプログレスカード。 収録 黒き夜の奇跡 B2-093 U
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黄金色の竹光(OCG) 通常魔法 自分フィールド上に 「竹光」と名のついた装備魔法カードが存在する場合に発動できる。 デッキからカードを2枚ドローする。 手札増強 魔法
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金色の獣と黒き獣 ◆QkyDCV.pEw 対峙するまでは普通だった。とは後の紅煉の言葉である。 面倒な奴等に会ってイラついていた所に見つけた人間。殺すついでにちょっとからかってやろうと紅煉はにやにやしながらそいつの元へ飛ぶ。 ちなみにこの飛ぶという行為も紅煉をいらつかせてくれる原因の一つになっている。 空を飛んだ瞬間、まるで大気が泥にでもなったように重くなり、何時もの速度で飛ぶ事が出来ないのだ。 結界の一種であろうか。胸糞悪い事この上無い。 それでも、見つけた人間は何故か高いビルのてっぺんに居たので、飛ばないと辿り着けず、仕方なく紅煉はそうする。 紅煉は自らの威容を良く理解している。人間など、姿を見せただけで大抵は驚き怯えるものだ。 ついさっき出会ったガキとガイコツは、稀に見る例である。 だからこの人間も…… 「ドーモ! ニンジャスレイヤーです!」 それこそソイツの背後で爆炎が吹き上がる勢いで気合いを入れ、挨拶をしてきた。 紅煉は一瞬どんな顔をしていいのかわからなくなった。 それでも、両手を合わせて一礼するというこちらに敬意を払っている姿勢だけはわかったので、多分コイツはちょっと変な怯え方をしてるのだろう、と紅煉は思う事にした。 「ああ、そうかい。おい人間、おめーはここに連れ合いや子供やらは来てねえのか?」 人間は家族を大切にするらしい。なので、そういうのがいれば楽しくなるのだが、程度で考えてそう口にしたのだが、相手の反応は劇的だった。 いきなりその場で震えだし、何かものっすごい目で彼方を睨み始めた。 「怯えてる、わけじゃねえよな。何してんだお前?」 男は深呼吸を一つして落ち着くと、紅煉に向かって問いを放ってきた。 「お主、今空を飛んだがそれはニンジャソウルの力か? よもや、ソウカイヤのニンジャではあるまいな」 その声の響きに憤怒を感じ取った紅煉は、面白げに鼻を鳴らす。 「は、はっはははは、そうだと言ったらどうすんだ? え? この紅煉サマをどうにかしてくれるってのか? ああ!?」 男は俯いてしまう。 「……すべし……」 「あん?」 「……殺す、べし……」 「何だよ、何言ってるか聞こえねえぞ、ビビってねえではっきりしゃべれ」 「ニンジャ、殺すべし!」 言うが早いか男、ニンジャスレイヤーは紅煉へと飛び掛って来た。 その速さ、先の小僧の比ではない。アレに目を慣らしてしまった為、紅煉は完全に後手を踏む事になる。 ニンジャスレイヤーの拳が紅煉の顔面を捉える。それは、紅煉の巨体をすら揺るがす程の一撃。 ビルの屋上、その端まで殴り飛ばされる紅煉。 そこに、追い討ちとばかりにニンジャスレイヤーが襲い掛かる。 「イヤーッ!」 再びこの一撃を食らう紅煉。一体如何なる技なのか、見るからにテレホンな動きを紅煉には見切る事が出来ない。 「イヤーッ!」 それでも、三度目ならば。 「そう何度も食らうかよっ!」 上体を背後にそらして拳をかわす。この巨体でありながら、紅煉の身の軽さは相当なものだ。 ニンジャスレイヤーの攻撃は途絶えない。 「イヤーッ!」 「ボケが! 同じ攻撃何度しやがる!」 今度はカウンターでニンジャスレイヤーを殴り返してやった。 「イヤーッ!」 「だから同じ攻撃は通じねえって言ってんだろ!」 殴り飛ばしても、ニンジャスレイヤーは即座に飛び跳ね駆け寄って来る。 「イヤーッ!」 「いい加減懲りろてめええええええ!!」 口から炎を吐き、ニンジャスレイヤーの足を止めてやる。 「ちっ、何なんだコイツは。妙な動きしやがって、人間? にしちゃ臭いが変だな、しかしバケモノとも思えねえ……おい、てめぇは一体何者だ」 ニンジャスレイヤーは紅煉に数度殴られたというのに、とりたてて痛がるそぶりも見せず、こちらを睨んでいる。 「ニンジャスレイヤーだと言ったはずだ。貴様等ニンジャを殺す、殺し尽くす者だ」 だが、紅煉はニンジャスレイヤーの言葉をせせら笑う。 「いいや違うね。てめぇの目はアイツと同じだ。ぶっ殺したくてぶっ殺したくて仕方がねえ相手がいるのに、ソイツを殺す力がねえもんだからそこらの雑魚殺して気を晴らしてるマヌケさ」 ニンジャスレイヤーの表情が凍りつく。 「そうさ、そして最後は、復讐になんの関係も無い、そこらのガキ庇おうとして死んじまうのさ。なあ、お前も見ただろう、最初の場所で暴れて四人を殺したまでは良かったが、その後首輪ふっ飛ばされて死んだ馬鹿を」 けひゃひゃひゃひゃ、と笑いながら紅煉。 「ソイツのよぉ、女と子供、食ってやったのよ、俺が。そしたらあの野朗、必死になって追ってきやがってなぁ。可愛いもんだぜ、で、結局届かずぼんってな。おめーもだ、おめーもそうなるのさ。お前の復讐に何の関係も無い俺に、四肢を裂かれてブザマにくたばるのよ」 空を見上げ哄笑をあげる紅煉。そして、最早後戻りのきかぬ所まで怒りが上り詰めたニンジャスレイヤー。 しかしそんなニンジャスレイヤーを、彼の脳内に住むナラク・ニンジャが止めにかかる。 『待ていフジキド!』 『何用だナラク・ニンジャ! 助力なら不要だ!』 『否! あの化生はニンジャに非ず! ならば不要な危険を冒すべきではない!』 『なんだと!? あれほどの怪物にニンジャソウルが無いというのか!』 『そのとおりよ! フジキドよ! 貴様の腕ではアレは倒せぬ! そして倒す必要すらない相手! 早々にこの場を立ち去れい!』 『断る! あれこそは禍々しきソウカイヤの魂に連なる者! この場で息の根を止めずにはおれぬ!』 ニンジャスレイヤーはナラク・ニンジャの忠告を無視し、紅煉へと力強く踏み込む。 「けっへへへ。だがな、おめえはもうお終いなのよ」 紅煉の額が輝き、漆黒の稲妻がニンジャスレイヤーへと波打ち伸び行く。かわす、近すぎる。防ぐ、不可能。即ち直撃。 「なぁにを粋がってんだてめぇは、たかだか人間相手によぉ」 直撃のはず稲妻は、真横より飛来した同じく稲妻を受ける事で矛先がよれ、ニンジャスレイヤーの元に届く事は無かった。 これを放った金色の巨大な獣は、つまらなそうに頬をかきながら、紅煉とは反対側のビルの端に降り立った。 その獣の名を、とら、と言う。 ニンジャスレイヤーと別れた後、しばらく歩いたビスケット・グリフォンは、一度地形を確認したいと思い高いビルの上へと昇る。 そこで、ビスケットは稲光を見た。 通りすがりの売店で拝借した双眼鏡を使って覗き込んでみると、とても現実のものとは思えぬ風景がそこにあった。 「……なんだこれ?」 巨大な獣が二体、黒と金と。そいつらが何やら吼えると稲妻が走るのだ。更に、口からは火を吹いたりしてる。 一度双眼鏡から目を離し、こめかみを抑えて首を振った後、再度双眼鏡をかけなおし、かの光景を眺める。 やっぱりそこには、二体の怪物が見えた。 ビスケットは何処か得心したような、感心したような声で言った。 「やっぱり地球は凄いなぁ、火星じゃこんなもの絶対見られないよ」 それで、済んでしまうようだ。 ビスケットはとにもかくにも、アレから離れる方向に足を向ける。あんなのに巻き込まれて生きていられる自信なんてない。 自分の太めの体格を考慮し、無理に走ったりせずてくてくと歩く。 何か乗り物でもないかな、ときょろきょろ周囲を見回しながら移動していたのだが、それっぽいものは見つからない。 ただ、この土地を観察する事は出来た。 建物がびっしりと建っていて、ここが人の集まる町である事はわかるが、そこに人が全く見当たらないのはやはり殺し合いの会場としたせいだろうか。 殺し合いに巻き込まれるのとギャラルホルンにケンカを売るのと、どっちが危ないだろうか、なんてくだらない事を考えながら道を行く。 一応、名簿とルールとやらには目を通した。最悪な事に、オルガがここに来てしまっているらしい。 ビスケットはもちろん、ここにいるらしい鉄華団最強戦力の三日月ですら、鉄華団にとってという観点だけで見たならば代えが効く。だが、オルガだけは駄目だ。 鉄華団はオルガ・イツカの為す事が全てで、逆に言えばオルガが判断し決断しなければ、何一つ前に進みはしない。 もちろん各自で考え判断し動く事もある。だが、それにした所でオルガが定めた方針に沿った形であって、鉄華団の方針は全てオルガの決断によって定められる。 だから他が死んでいいという話ではない。事実として、オルガが帰還出来なければきっと鉄華団は遠からず空中分解し消えてなくなってしまうだろう、という事だ。 それに、と名簿を見た時気付いた洒落にならない事を思い出す。 「三日月……多分この名簿読めないよなぁ」 下手をするとルールにある進入禁止区域とやらにも気付かず入ってしまいそうで怖い。 この部分だけならばある意味、オルガ以上に一刻も早い合流を考えなければならない相手だろう。 また、もう一つ。名簿にあった名前、マクギリス・ファリド。畑で遭遇したギャラルホルンの人間で、三日月曰く、どうやらパイロットだったらしい。 鉄華団から三人来ている。ならばギャラルホルンからはもっと来ていてもおかしくはないだろう。もし、こんな場所でこちらが鉄華団だと知れたらどうなる事やら。 ビスケットの心配事の種は尽きない。 ただ、何やかやとオルガも三日月もタフな男だ。 生き残るという点でいうのなら、最も注意し警戒しなければならないのはこの三人の中では、ぶっちぎりでビスケットであるとの自覚はある。 一応、警戒するという意味で道路の端を通り、何かがあったなら即座に逃げ込める場所を常に確保出来るよう、考えながら移動はしている。 参加者総数は72名でこの地図の広さを考えると、そうそう次々と遭遇する事は無いだろうとも思っているが。 ただそれでも、数時間も歩き続ければそういった事もあるようで。 街中を逃げる隠れるがそれほど得意ではないはずのビスケットから見てすら、不注意だなぁと思える移動のし方をしている女の子が居た。 見た感じ、育ちは良さそうだ。 ビスケットはバッグの中に入れておいた武器、刀を確認する。一応、用心は怠るべきではない。 名は『妖刀ベッピン』らしい。 一度抜いてみたら、刀身に文様やらが描かれていてめちゃくちゃ禍々しかったので即座にしまったのだが、どうしようもなければこれを使うしかない。 またもう一つの支給品はレポートのようなもので、タイトルは『納鳴村考察 著神山晴臣』だそうで。 結構な量があったので、とりあえずスルーした。 ビスケットは深呼吸を一つすると、意を決して少女に声をかけた。 「あ、あのー」 「ひっ!?」 それはもう劇的な反応が返って来た。ちょっと泣きたくなるぐらいの。 「えっと、まずはこんにちわ、かな? 僕はビスケット・グリフォン。君に危害を加えるつもりはないよ。少し、話をしたいんだけど……いいかな?」 見るからに怯えた様子で少女は、こちらを見てくる。 どう? といった様子で両手をあげ肩を竦めて見せる。すると彼女もおずおずといった感じでこちらに近づいて来た。 「ら、らぶぽん、です。そ、その……」 「ん?」 「お、おいしそうな名前ですね」 一瞬返事に困ったビスケットであったが、こんな場所であるにも関わらず思わず噴出してしまった。 「ぷっ、あ、あはははは、良く言われるよ」 らぶぽんと名乗った少女は、自分で言った言葉が余りに場にそぐわないものであったと気付いたらしく、可愛らしく赤面してしまっていた。 「そう気にしないでいいよ。ウチは妹二人もクッキーとクラッカって言うんだ。いい名前だろう?」 何と答えたものか、困った様子のらぶぽんに、ビスケットは表情を改めて訊ねる。 「こんな場所に連れてこられて混乱してるのは僕も一緒さ。僕は仲間が一緒に来てるらしいから、出来れば合流したいと思ってるんだ。君はこれまでに誰かに出会ったりはしてないかい?」 ビスケットがそう訊ねると、らぶぽんは首を横に振る。 「そっか、ま、まあまだ大して時間も経って無いし仕方が無い……」 らぶぽんは再び首を横に振る。 「ち、違う。その、しょ……」 「しょ?」 「処刑、されちゃった人……居た」 ビスケットの眉根が寄る。処刑って何だ、と極素直に思ったのだ。 「えっと、それって、最初に変な部屋で殺し合いしてた人達の事?」 またも首を横に振るらぶぽん。 「そうじゃなくて、いきなり銃でばーんって。私びっくりして逃げて来たんです」 「それはどんな人だった?」 「撃たれたのは女の人で、撃った方は全然わかりません。凄く遠くから撃ったんじゃないかなってぐらいで」 そっか、とビスケットが安心したのは、それがオルガでも三日月でもないとわかったからだ。 らぶぽん曰くの処刑があった場所を聞き、地図で照合した後、二人は極自然にそちらに行くのはやめよう、となった。 「僕の方は、なんていうか……その、上手く言えないんだけど……凄く独特な人というか、が居たかな?」 勢い込んでらぶぽんが訊ねる。 「処刑したんですか!?」 「……え? あ、いや、悪い人じゃないみたいだったよ」 「そんなのわからないじゃないですか!? 念には念を入れて処刑しておくべきでしょう!」 最初の頃の怯えた様子は何処へやら、段々彼女のテンションが上がっていくのが見てとれる。 「いやいや、そういう危ない事しちゃ駄目だって。大体あの人、屋根にジャンプして自力で飛び乗るような人だよ、下手な真似したらとんでもない事になるって」 「何でですか!? 出来る所からコツコツと処刑していかないと私達帰れないじゃないですか!」 ビスケットの顔が真剣なものに。 「それはつまり、殺し合えって言われた通り、君も他の人を殺していくって事かい?」 ビスケットの表情と口調が変化した事にも気付かないのか、らぶぽんは喚き続ける。 「処刑と人殺しは違います! 悪人が拷問されて処刑されるのは当たり前じゃないですか!」 洒落にならない事を彼女は口にしているのだが、そこは温厚なビスケットだ、彼女が錯乱している可能性も考えてあげる。 「ま、まあまあ、とにかく落ち着いて。大声出して変な人が来ちゃったら困るでしょ?」 それでもらぶぽんは止まらない。ここに連れてこられてから、溜まりに溜まっていたものを吐き出すように叫び続ける。 「後悔させるんです! 他人を傷つけたらどうなるか、その身に刻みこんでやるんです! 絶対に、絶対に、絶対絶対絶対絶対、許しちゃいけないんです! 処刑! しなきゃ駄目なんです!」 彼女の目の前には、処刑すべき何者かの姿が見えているのだろうか。眼前に伸ばした手は、まるではさみでも手にしているようで。 「拷問してやります! 痛い痛いって悲鳴を上げて! はいつくばっても許してなんてあげないんです! それで惨めに命乞いする所を処刑するんです! これってどうですか!?」 男ビスケット・グリフォン、全力疾走の真っ最中。 「マズイってあの子! もうさ! さっきの赤黒い人といい屋上でケンカしてる怪獣といいこの子といい! ここは一体どうなってんだよもう!」 らぶぽんが喚いている間にそろりそろりと路地に入ったビスケットは、あっという間に逃げていったのであった。 「おめぇ……確か、とら、だったか。へっ、ニンゲンに媚び諂ってるみっともねえバケモノが、随分と偉そうに登場してくれたよなぁおい」 とらは紅煉の言葉を完全に無視し、ニンジャスレイヤーの方を向き問う。 「おい、お前。お前もそこの黒いのにつれあいやら子供やらを殺された口か?」 ニンジャスレイヤーは紅煉の同類の登場に警戒の眼差しを向ける。 とらは構わず続ける。 「んじゃあよ、最初の部屋で坊主ぶっ殺した後首輪ふっ飛ばされて死んだ男、ひょうって奴なんだが、アイツを知っているか?」 ニンジャスレイヤーは首を横に振る。とらは、そうかい、とやはり感情の篭らぬ声で言う。 「ならよ、何でコイツとやりあってんのかは知らねえが、おめえはすっこんでろ。コイツとは、わしがやる。いいか、良く聞けよニンゲン。紅煉は、わしのもんだ」 視線だけで射殺すような剣呑な眼差しをニンジャスレイヤーはとらへと向けるが、当然とらは微動だにしない。 何かしら察する所があったのか、ニンジャスレイヤーは殺気を抑え両腕を組んだ。 「……わかった。お主に譲ろう。だが、強いぞ? いいのか?」 そこで初めて、とらが笑った。 「はっ、ぬかせよニンゲン。助勢なんてふざけた事考えやがったらテメェもまとめてぶち殺すぞ」 「お主にこそ筋があるというのなら、これを違えるような真似はせん。武運を祈る」 とらは改めて紅煉へと向き直る。 「筋……なるほど、筋ねぇ。ニンゲンは色々と上手い言葉を考えやがるな。なあおい、紅煉よぉ、おめえに繋がる恨みの筋って奴ぁどんだけ膨れ上がってんだろうなぁ」 首を傾げる紅煉。 「あん? 何だそりゃ。ニンゲンに恨まれたからってどうだってんだ? もしかしててめえ恨みを買うのが恐ろしくて誰も殺せませんだとかぬかすのか?」 「アホか。おめぇみたいなガキと違ってぶっ殺した数も恨みの筋もわしの方が上よ。ただなぁ、おめぇは何時もツメが甘いのよ。ひょうにしても、そこの男にしても、殺せる時に殺さねえから筋が途絶えず絡み付いて、遂にゃおめぇは終わっちまうのさ」 高笑いを上げる紅煉。 「お、俺が終わっちまうってか!? くはははははは! そいつは傑作だ! で、それは誰がやってくれるんだ!? まさかてめぇに出来るとか思ってねえよなニンゲンもどきが!」 「おうよ、今すぐぶっ殺してやるぜ白面もどき」 とらは手を強く握り、そうしやすいようにする為、爪を体内へと沈み込ませる。 紅煉はというとそんな細かい動きに興味などないのか、額に雷光をまとわせ充電を始める。 「はっはぁ、テメェのモノとはケタが違うって事、教えてやるよ」 とらの雷と比べようとでもいうのか、対応する間を与えた上で紅煉はとらに向け雷撃を放った。 対するとら、こちらもまるで稲妻のような素早さで左方へと飛び、雷撃をかわす。 「何だよ、いきなり逃げようってか? おいおい、そんなにテメェの雷に自信がねえってか? まあどっちみち、逃がさねえけどな!」 紅煉の雷がとらを追う。とらは屋上の床を蹴り、紅煉の周囲を回るようにしてこれから逃れる。 紅煉の雷は、屋上にあったフェンスや給水塔、通気口やらエアコンの室外機までを全て吹っ飛ばして回るが、とらの素早さに追いつく事が出来ない。 「チッ!」 急遽予定を変え、紅煉は雷で逃げる方向を絞った後、そちらに向かって自らも飛びとらの先回りを狙う。 だが駄目。その動きを読んでいたとらの渾身の拳を顔面に叩き込まれる事になる。 紅煉が崩れるととらは畳み掛ける。右拳で再度頭部を真横から殴りつけた後、左拳で腹部へ強く打ち込む。 にたりと笑った紅煉が勢い良く顔を縦に振る。紅煉の口より伸びた三本の刃がとらへと振り下ろされるが、とらは充分な余裕を持って後退しこれをかわす。 紅煉の無造作にライオンの如くのびた髪のようなものが、わさわさと広がり伸びる。 「逃げるんじゃねえよ!」 とらの四方より髪が襲い掛かると、とらもまた自らの髪のようなものを伸ばして迎撃する。 髪は幾本もが束ねられ房となりこれらは鋭い刃と変わる。 こうして生じた刃が数十本まとめてとらに向かい伸びていくのだが、それら全てをとらは同じく髪で刃を作り出し迎え撃ちきる。 紅煉の意識が髪の操作に集中した瞬間を見計らい、とらは大きく前へと踏み出していく。 紅煉の刃が数本、とらの無理な前進がたたって皮膚をかすめるが、その程度の損害でとらは再び紅煉との格闘間合いへと。 勢い良く飛び込みながらの拳を、再び紅煉の頭部にぶちこむ。 バケモノは人間とは身体構造が大きく異なっており、その急所と呼ばれる箇所も全く違う。 とはいえ、腕を振り回す攻撃をするバケモノの腕を奪えば、当然その攻撃は出来なくなるし、感覚器官を奪えば対応する五感を感知する能力は大幅に下がる。 人間由来のバケモノである紅煉は、目、耳、鼻、といった感覚器が頭部に集中しており、これが激しい衝撃に晒されれば、当たり前に反応が鈍るものだ。 ならば、紅煉にとって死に至るものではないとしても、頭部は充分急所と言える部位であろう。 「くそったれ! うっとうしいんだよテメェは!」 至近距離から紅煉は炎を吐き出す。 これがとらが攻撃を仕掛けてくるタイミングに合わせてあるのは、戦闘慣れしている紅煉らしい見事な間の取り方であろう。 しかしとらはこの絶妙のカウンターにすら反応し、振り上げた拳を叩き込みながら、吐き出された炎の筋を頭を下げくぐってかわす。 殴りつけた事で紅煉の炎を吐く口は左方に向き、その間にとらは悠々と右方に距離を取り直した。 紅煉は、全身を震わせながら、怒りを顕にする。 「た、たたた……大概にしやがれええええええええ!! せこせこした真似ばっかしやがって! てめぇみてぇなバケモノ初めて見たぜ! ビビって腰が引けるぐらいならケンカなんて売って来るんじゃねえ!」 紅煉の頭上に、雷雲が渦を巻く。 「もういい、てめぇは即座に殺す。塵も残さねえ!!」 観戦していたニンジャスレイヤーは、脳内でナラク・ニンジャの警告があったようでこちらは既に退避済み。 とらは、一度息を吐いた後、大きく吸い込み、頭上を見上げ構える。 「くたばれやああああああああああ!!」 頭上に生じた雷雲より、無数の雷撃が降り注いで来た。 それは屋上全てを覆い尽くす程のもので、逃げる場所など何処にもありはしない。 しかも雷撃は一瞬で終わらず、何度も何度も、何発も何発も、紅煉の雄叫びに応え降り続ける。 その様は『カタトゥンボの稲妻』『マラカイボの灯台』と呼ばれるベネズェラ西部の世界最多落雷地帯に迷い込んだようで、白い雷の線だけで世界が全て染まってしまいそうな勢いだ。 衝撃を伴う降雷は容易くビル屋上のアスファルトを撃ち抜き、見る間にビル上部が削り取られ崩れていく。 紅煉の哄笑はビルが砕ける音にかき消されまるで聞こえてこないが、雷雨のまっただ中にあって両腕を広げ声高らかに笑い続ける紅煉の姿は、ただしく悪夢の象徴のようなものであろう。 遂にビル屋上部は全てが崩れ落ち、更に下の階まで破壊は及ぶ。 崩れ砕かれた瓦礫が下階にのしかかり、これを上から更なる雷撃が撃ち抜き、更に更に下の階までを潰していく。 紅煉がこうまで執拗に雷を降らせたのは、降雷の間中ずっと、とらが屋上を駆け回っているのが見えていたからで、屋上が崩れた時、とらの姿は崩れる瓦礫の中に埋もれていったからだ。 バケモノはなまなかな事では死んだりしない。それを良く知っている紅煉は、執拗に、徹底的にトドメを刺しにかかったのだ。 紅煉は粗暴に見えて、戦いとなれば狡猾に立ち回る。 時に大胆に、時に用心深く、戦局に応じて相応しい立ち回りの出来るバケモノなのだ。 なので紅煉はとらのしぶとさを甘くは見ない。 加撃の好機と見るや、ここぞとありったけを自分の出来る限り何度でも叩き込んでやるのだ。 結果、二十階を越える高さのビルが、その半ば以上を雷撃により砕かれ、遂には残る半分も自重に耐え切れず潰れ崩れ始める。 それでも紅煉は雷撃を止めない。いや、今の紅煉の表情は、高笑いを上げていた頃のものとは大きく異なる。 苛立ち、焦燥、そういったものが、何とあの紅煉の顔に表れているではないか。 足場はとうに失われた後なので、紅煉は宙に浮きながら雷を操っていたのだが、とうとうその手を止める事になる。 さしもの紅煉も永遠に雷を降らせる事は出来ないのだ。 軋む音が外に聞こえる程強く、歯を鳴らし、紅煉は眼下を見下ろす。 崩れる際、隣接する二つのビルを瓦礫の下敷きにしたこのビルの跡地。 瓦礫がうず高く積まれるその頂上で、バケモノ、とらは体の各所を焦がしながら頭上を見上げ、言った。 「くっそ~、全部かわせると思ったんだがなぁ。案外難しいぞ、これ」 とらは、紅煉が雷を降らせ始めると、屋上を高速で移動し始め、降り注ぐ雷撃全てをかわしにかかったのだ。 その凄まじい回避能力に、紅煉は足場を崩す事で足を止めようとしたのだが、崩れた屋上、落下していく瓦礫を空中で蹴ってとらは跳躍を続けた。 時に崩れる巨大な柱を盾にし、時に吹き上がる土砂をブラインドに紅煉よりの視界を遮りながら、時に一メートル四方も無いとらの巨体からすれば小さな小さな瓦礫を大地のように力強く蹴り出して、とらはビルが一つ潰れるまでの間延々と、この雨のように降り注ぐ雷撃をかわし続けていたのだ。 とらは煽るように言った。 「で、もうお終いか紅煉? 自慢の雷もロクに当らねえんじゃ意味がねえよなぁ。で、次はどうする? ここら一帯火の海にでもしてみるか? それでわしを捕まえられるってんなら、せいぜいやってみろや」 紅煉は不機嫌さを隠そうともせず怒鳴る。 「うるせえ! てめえはロクに仕掛けても来ねえじゃねえか! 逃げ回るだけで俺に勝とうってか!?」 くかかかか、と笑うとら。 「だったら降りて来いよ。わしらがやるにゃ、空は結界が邪魔だろ」 そう言うと瓦礫からすたすたと移動し、ビル前の大通りに出るとら。 それでちょうどとらが紅煉に背を向けた瞬間、紅煉は口の端を上げ額から直接雷撃を放つ。 とらはそちらを見もせず後ろ足に足下の瓦礫を蹴り上げる。 瓦礫と一緒に土砂も舞い上がり、とらと紅煉との間を土煙が遮る。雷撃は土煙を貫くが、それで晴れた視界の何処にもとらの姿は無い。 「ど、何処行きやがった!?」 目を凝らし、首を左右に動かして探すも見つからない。 ふと、降り注ぐ光量の変化に紅煉は気付く。月明かりが消えた。その理由を察し振り返るがもう遅い。 「そうかいそうかい、降りるのが嫌だってんなら叩き落すまでよ!」 何時の間にかとらは、紅煉の頭上を取っていた。 飛行は速度が落ちていて、この短時間でここに至るのは不可能。だからとらは周囲の残ったビル壁を駆け上り紅煉の上へと飛び上がったのだ。 拳槌を紅煉の顔面に叩き込み、とらは落下の勢いも乗せたまま腕を振りぬく。 紅煉はそのまま大地に叩き付けられ、とらも落下の速度に逆らわずアスファルトを砕き力強く着地する。 ここに至ってもまだ、紅煉はその持てる技も力も、とらに負けているとは欠片も思っていない。 とらは紅煉の攻撃を姑息な手でしのいでいる、といった印象しか持っておらず、それは恐らく正しい認識であろう。 狩り手は紅煉で、あくまでとらは狩られる獲物という事だ。 ただ幾らなんでもとらは紅煉を怒らせすぎた。 叩きつけられた地面から、跳ねるように飛び起きた紅煉はとらへ猛然と襲い掛かっていった。 それはもう単純極まりない猛威だ。 高い能力に物を言わせて素早く殴る、力強く蹴る、何よりも鋭い刃で切り裂く、といった原始極まりない、だがそれ故に小細工の入る余地が少ない接近戦だ。 兎を蹂躙する獅子の如く圧殺にかかる紅煉に対し、しかしとらは何処までも冷静に、冷徹に、紅煉が大振りを仕掛ける時のみを狙い定め、それ以外は回避に専念する。 それとわかっていても、とらの徹底した回避姿勢は紅煉の大振りを誘発し、そこに都度とらの一撃が突き刺さる。 最早紅煉は言葉も無い。全身に妖力を滾らせ、更に速度を、膂力を引き上げる。 こうなってくると地力の差が出て来る。そしてやはり基点となるのは紅煉の口に突き刺さった三本の刃だ。 とらもこれだけはもらう訳にはいかず、刃を見せ札に出された攻勢はそれとわかっていても対処しなければならず、刃をフェイントとした各種の攻撃がとらを打つ事になる。 もちろんとらもやられっぱなしではない。痛打を加えたと笑う紅煉に、釣りは忘れぬと確実に反撃をくれてやる。 崩れたビルから離れた場所で、最初はビルの屋上から、とらと紅煉が地上戦を始めてからは下におりて、ニンジャスレイヤーはその戦いを見守っていた。 二体のバケモノの戦いはナラク・ニンジャの興味をそそるものでもあったのか、フジキドの脳内にひっきりなしにナラク・ニンジャの声が響く。 『むう、あのような強力な術、古事記にも記述は無かったはず。一体きゃつらは何者なのか』 『さてな。しかし、金色の方の戦い方は実に見事よ』 『ふん、見識が浅いぞフジキドよ。地力に勝るは黒い獣の方よ。それに、地上に降りてからは慢心も失せ、黒い獣の立ち回りは磐石と言って良かろう』 『…………そうか。ではこのままでは』 『然り、黒い獣が勝つ。だが……』 『だが?』 『解せぬ。あの姿形からして、両者は同種の存在であろう。にも関わらず、ああまで戦い方に差が生じるというのは本来ありえぬ。体躯、術、能力を考えるに、黒い獣の戦い方こそが彼奴等の本来の戦い方に思えてならぬ』 『確かに、金色の戦い方は何処か不自然さを感じさせるものだ。無理に戦い方を変えているのか?』 『くくくっ、そこに気付けるとは。少しは成長したかフジキドよ』 ニンジャスレイヤー、フジキド・ケンジはナラク・ニンジャの偉そうな物言いを不愉快に思うも、腕はあちらの方が上なのはわかっているので黙っている事にした。 『そうだ、金色のあれは本来強者たる存在がする戦い方ではない。あれは弱者の刃、力及ばずながらも断固たる決意と共に抗う、地を這いずる者の戦よ』 「どうしたとらよおおおおお! このままジリジリ殺されるかあああああ!?」 紅煉の笑い声にもとらはビクともしない。 「つくづく、お前はくだらん奴だな紅煉。なあ、白面にもなれぬ半端者よぉ」 「何だと?」 両者は攻防を繰り返す。何時までも、何処までも、無限の体力すら尽きるその時まで。 「自分がやりてぇように生きたいってんなら、白面は絶対にブチ殺さなきゃならねえ相手だ。アレは他のバケモノの存在を認めねえ、そんな事ぁお前もわかってんだろ」 「だからどうした? 白面が何を考えていようと俺の知った事か」 「それよそれ、俺は知るかなんて嘯いときながらよ、おめぇは見えてる事実を見えないフリしてやがんのよ。白面は敵が居なくなりゃ次はテメェを狩り殺すぞ。アレが生かしておくバケモノは己の分身のみ、アイツはそういうバケモノだろう」 「そん時ぁそん時だ。白面だろうと何だろうと俺が踏み潰してやらぁ」 「出来ねえ事ぁ口にするもんじゃねえぜ紅煉。お前は、絶対に白面に勝てねえと思ってるのさ。だから白面の御機嫌を損ねるような事はしねぇのさ。白面も白面でソイツがわかってるから、おめえにゃ好きにやらせてる。いざって時は、全力で白面の機嫌を取ろうとするとわかってるからな。なあ、白面は恐怖を食らうんだとよ。なあ紅煉よ、今度白面に会った時ぁ聞いといてやるよ。おめぇの恐怖はどんな味だってな」 激昂した紅煉がとらへと襲い掛かる。 それは凄まじき乱打で、如何なとらとてこれを持ち堪える事なぞ不可能であろう。そう思えるような猛烈なラッシュを浴びながら、とらは笑っていた。 「く……くっくくくく、とうとう来たか。ああ、わしに似合わねえ忍耐なんて真似、した甲斐があったなぁ……」 「テメェ!!」 紅煉の攻撃は更に激しさを増すも、とらの笑みは消えない。 「そろそろ気付いたか? おめぇ、力落ちて来てるぞ? なあ、わしが最小の動きで避けてる間、おめぇはどうしてた? 当りもしねえ雷をめくらめっぽう打ちまくり、牽制にもならねえ炎をぷーぷー吹いてやがったよな。殴り合いだってそうだ。消耗を狙うなら切るより殴る方がいいのによぉ、おめえは一発での決着ばっか考えてその剣や爪で切る事ばっか考えてたよなぁ。なあ、紅煉よ。無駄な事ばっか繰り返して来た紅煉よぉ、そろそろおめぇ、妖力も何もかも、尽きてきてんじゃねえか?」 「ふざけんな! この紅煉サマにニンゲンみてぇな限界なんぞあってたまるか! 俺あよぉ! これまで何日も戦い続けるなんざザラだったんだ! てめぇみたいな下等なバケモノ相手にして先に尽きるなんて事あってたまるかあああああああああ!」 確かに紅煉も長い戦歴を誇るバケモノだが、その性質と高い能力から、紅煉は同格或いは自らを越えるバケモノとの戦闘経験は著しく少ない。 潮と共に日本中を駆け抜けた、遥かな昔白面にすら挑んだとらとは、比べるべくもない。 紅煉の拳がとらの腹部を強く打つ。すると、何かに驚いたように紅煉はすぐに手を引っ込める。 「な、何だ今のはぁ!?」 「おっと、とうとう漏れちまったか。仕方ねえ、ま、こんな所で充分だろ。テメェも随分と弱ったようだしなぁ……紅煉、おめぇはまだまだやれるんだよなぁ? わしなんざ目じゃないぐらいしぶといんだよなぁ? なら、コイツをもらっても同じ事言えるか?」 とらの全身から、最初は小さく、徐々に激しく、放電が始まる。 「お、おめぇ、それは……」 「てめぇとやりあい始めてからずっとな、わしは雷を使ってなかったろ? あれはな、延々と体内を走らせてたせいでな。それがとうとう体の内に収まらなくなってきたって話よ。どうだ紅煉よ、コイツをまともにもらって立っていられる自信あるか?」 舌打ちと共に身を翻す紅煉。とらは当然、追いすがる。 「アホぅが! 逃げられると欠片でも思ったか!」 しかし、とらが踏み出した瞬間を狙って紅煉は突如振り返り、幾ら体力が落ちようと一切攻撃力が落ちる事の無い、口に刺した刃をとらの胴へ突き刺したのだ。 「ゲハーッハッハッハ!! 油断したなボケが! コイツは白面の特製よ! 幾らてめぇでも……」 「……ボケはてめぇだ。白面から聞いてねえのか? わしはな、獣の槍に何百年もこの身を貫かれていたのよ。今更この程度へでもねえ!」 とらの渾身の拳が紅煉の胴に突き刺さる。それまでに溜めた全てを込めたような一撃は、紅煉の堅い表皮をすら貫き胴深くへ手首までめりこんだ。 『どじるなよ』 「さんざこのわしに我慢なんて真似させやがって! 消し飛んじまいな!」 とらの腕から、閃光が溢れる。 とらが練りに練った雷は額ではなく伸ばした腕を伝い、紅煉の体内で十五の雷刃と化し、十五方へと飛び散った。 それは正に爆発と称するにふさわしかろう。紅煉の体を十五の刃で十六ツに切り裂き、バラバラに砕いて見せたのだ。 一瞬の炸裂音の後、べしゃりと音を立て地に落ちたものがある。 紅煉の首より上のみが、砕けぬままとらの眼前へと落下したのだ。或いは、とらが狙ってそうしたのかもしれない。 「さて、最後はコイツって決めてたのよ。あの馬鹿が、せっかく人が忠告してやったってのによ……さっさとくたばっちまいやがって。ホント、ニンゲンってな気に食わねえ奴ばっかりだ」 「ま、待て! 俺に手を出しゃ白面が黙って……」 振り上げた拳槌を、とらは躊躇無く紅煉へと振り下ろした。 「てめぇがこの世に存在する事を禁じてやらあ!」 既にぐずぐずになっていたアスファルトが吹き飛び、衝撃はそれに収まらず一帯をすり鉢状に抉りとった。 こうして、大妖紅煉は、永劫にこの世より失われたのだった。 うつ伏せに倒れ、両腕両足を伸ばしただらしない姿勢のまま、とらは首だけを上に向けソイツに言った。 「おい、わしは今疲れてるんでな、特別に見逃してやるから今すぐどっかへ消え失せろ」 とらが横になっているせいで、見下ろす形になっているニンジャスレイヤーは、感心したような、呆れたような顔をする。 「その様で良く言えたものだ。おい、何か欲しいものはないか? 素晴らしい戦いを見せてもらった礼だ、多少なら手間を割いてやろう」 とらはふざけんな、と怒鳴りつけようとして思いなおす。戦闘中、一瞬気をとられるようなものが見えたのを覚えていたのだ。 「……おい、なら、この通りの先にあるはんばっかの店から、てりやきばっか山程持って来い。それでテメェの命は見逃してやる」 「良かろう……スシの店もあったがそちらでなくてもいいのか?」 「魚ならそのまま食った方が量も入るだろうが」 そうか、とニンジャスレイヤーはとらの希望通りハンバーガーの店に向かい、そこで考える。 あの巨体が満足する量とはどれぐらいだろうか、と。 ニンジャスレイヤーにそのような知識は無く、だからとナラク・ニンジャに聞く気にもなれず、ニンジャスレイヤーは大は小を兼ねるとばかりに、店にあった全てのハンバーガーを無限に入るバッグの中に放り込む。 とらの元に戻った時、ペットにエサをあげる感覚で渡していいのだろうか、と一瞬悩んだのだが、それは流石にマズイだろうと思いなおし、近くの店からカーテンをひっぺがして敷布とし、その上にバッグから大量のハンバーガーを積み上げる。 「これで足りるか?」 山と積まれたハンバーガーに、とらは身を起こしながらぶーたれる。 「足りるわきゃねーだろうが。だが、まあいいさ、別に食わなくても死ぬわけじゃねーしな」 などと言いながら物凄い勢いでハンバーガーを消費していく。 そのあまりの食いっぷりに、ニンジャスレイヤーは少し興味を引かれたようだ。 「……そんなに美味いのか?」 「まあまあだな」 「そうか……私ももらってもいいか?」 「持って来たのはお前だろ。好きにしろよ」 「うむ」 包み紙を開き、もしゃもしゃと食べる。 これはニンジャスレイヤーが居た世界で言う所のオーガニック素材のようなものを用いていて、思ったよりずっとおいしかった。 ニンジャスレイヤーは真顔でとらを見ながら言った。 「美味いな」 「だろ?」 その後、二人は道路のど真ん中で敷布をしいて座ったまま、黙々とハンバーガーを食べ続けるのだった。 【紅煉@うしおととら】死亡 残り58名 【G-2/早朝】 【とら@うしおととら】 [状態]:激しい消耗、若干の空虚感 [装備]:なし [道具]:支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・行動] 基本方針: 1:流に会う。 ※37話で淡路島沖で浮いているところ(霊体真由子と会う前)からの参戦。 【ニンジャスレイヤー@ニンジャスレイヤー フロムアニメイション】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:支給品一式、不明支給品(1~3) [思考・行動] 基本方針:ダークニンジャ=サン殺すべし。 1:ダークニンジャ=サン殺すべし。 2:三日月・オーガスとオルガ・イツカを見つけた場合はビスケット=サンが探していたことを教える。 ※紅蓮の支給品は雷の直撃を受けビルの瓦礫に埋もれました。 【F-5/早朝】 【ビスケット・グリフォン@機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:支給品一式、妖刀ベッピン、レポート『納鳴村考察 著神山晴臣』、そこらで拝借した双眼鏡 [思考・行動] 基本方針:仲間と一緒に帰る。 1:オルガと三日月の捜索。 2:ニンジャスレイヤーさんはきっと良い人。 3:ダークニンジャ、二匹の黒と金の怪獣、らぶぽん(発狂してると思ってる)、らぶぽんが狙撃を受けた地域(F-3)に警戒。 [その他] ※参戦時期は地球圏降下後~オルガと対立前。 【E-4/早朝】 【らぶぽん @迷家-マヨイガ-】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:支給品一式(不明支給品1~3含む)×2 [思考・行動] 基本方針: 1:死にたくない。 2:どうしよう。 時系列順で読む Back The end of ソロモン・グランディ Next 漆黒の殺人者 投下順で読む Back The end of ソロモン・グランディ Next 漆黒の殺人者 022 女神のもとにアンデッドは集う 紅煉 GAME OVER 007 まっくら森の歌 とら 018 ノー・サツバツ・ノーライフ ニンジャスレイヤー 018 ノー・サツバツ・ノーライフ ビスケット・グリフォン 057 好意には友愛を、敵意には報いを 017 戦う意思 らぶぽん 055 TATARI
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// idx0-6はC以下「少しアップ」に変更 var Passives = [ [ 騎乗 , 自身のQuickカードの性能をアップ ], [ 陣地作成 , 自身のArtsカードの性能をアップ ], [ 狂化 , 自身のBusterカードの性能をアップ ], [ 単独行動 , 自身のクリティカル威力をアップ ], [ 気配遮断 , 自身のスター発生率をアップ ], [ 道具作成 , 自身の弱体付与成功率をアップ ], [ 対魔力 , 自身の弱体耐性をアップ ], [ 神性 , 自身に与ダメージプラス状態を付与 ], [ 女神の神核 , 自身に与ダメージプラス状態を付与&弱体耐性アップ ], [ コスモリアクター , 自身のスター発生率をアップ ], [ 単独顕現 , 自身のクリティカル威力をアップ&即死耐性をアップ&精神異常耐性をアップ ], [ 根源接続 , 自身のBusterカードの性能をアップ&Artsカードの性能をアップ&Quickカードの性能をアップ ], [ 自己回復(魔力) , 自身に毎ターンNP獲得状態を付与 ], [ サーフィン , 自身のArtsカード性能をアップ&スター発生率をアップ ], [ 境界にて , 自身に即死無効状態を付与&強力な魅了耐性を付与&通常攻撃時に極低確率で即死効果が発生する状態を付与 ], [ 混血 , 自身に毎ターンNP獲得状態を付与 ], [ オルトリアクター , 自身の弱体耐性をアップ ], [ 獣の権能 , 自身のクリティカル威力をアップ ], [ ロゴスイーター , 自身の〔人型〕の敵からの攻撃に対する防御力をアップ ], [ ネガ・セイヴァー , 自身に〔ルーラー〕クラスへの特攻状態を付与 ], [ ハイ・サーヴァント , 効果なし ], [ ダブルクラス , 効果なし ], [ 気配遮断(陰) , 自身のスター発生率をアップ&弱体耐性をダウン【デメリット】 ], [ 道具作成(偽) , 自身の弱体付与成功率をアップ ], [ 道具作成(奇) , 自身のHP回復量をアップ ], [ 復讐者 , 自身の被ダメージ時に獲得するNPアップ&自身を除く味方全体の弱体耐性をダウン【デメリット】 ], [ 忘却補正 , 自身のクリティカル威力をアップ ], [ 無限の魔力供給 , 自身に毎ターンNP獲得状態を付与 ], [ 無頼漢 , 自身のQuickカード性能をアップ&クリティカル威力をアップ ], [ 領域外の生命 , 自身に毎ターンスター2個獲得状態を付与&弱体耐性をアップ ], [ 狂気 , 自身のBusterカードの性能をアップ ] ]; var isScrolling = 0; // jQueryだと要素端でtouchイベントは発生せずmouseenterだけ発生するおかしな挙動をするので(↓にclickを加えた時も同様の挙動をした) function regEvent(tgt, func) { tgt.addEventListener( touchstart , func, { passive true}); tgt.addEventListener( touchend , func, { passive false}); tgt.addEventListener( mouseenter , func, { passive true}); tgt.addEventListener( mouseleave , func, { passive true}); tgt.addEventListener( touchcancel , func, { passive false}); } function TapOrClickListener(e, callback) { if (e.type== mouseleave || e.type== touchend || e.type== touchcancel ) { e.target.removeEventListener( click , callback, { passive false}); if (e.type == touchend && $(e.target).hasClass( tap ) && !isScrolling) { callback(e); } } else if (e.type== mouseenter ) { e.target.addEventListener( click , callback, { passive false}); } else if (e.type== touchstart ) { //// ダブルタップならこっち // var tapcount = parseInt($(e.target).attr( data-tapcount )) || 0; // if (!$(e.target).hasClass( doubletap )) { // $(e.target).addClass( doubletap ); // setTimeout(function() { // $(e.target).removeClass( doubletap ); // }, 300); // } else { // callback(e); // } $(e.target).addClass( tap ); setTimeout(function() { $(e.target).removeClass( tap ); }, 300); } } // クリックイベントでアイテムページにジャンプ function ItemClickCallback(e) { if ($(e.target).children( a ).length 0) { $(e.target).children( a )[0].click(); } } function ItemIconCallback(e) { TapOrClickListener(e, ItemClickCallback); if (e.cancelable && (e.type== touchend || e.type== touchcancel )) { e.preventDefault(); } if (e.type== mouseleave || e.type== touchend || e.type== touchcancel ) { $(e.target).removeClass( touchstart_itemicon ); } else if (e.type== mouseenter || e.type== touchstart ) { $(e.target).addClass( touchstart_itemicon ); } } function SkillIconCallback(e) { if (e.cancelable && e.type== touchend || e.type== touchcancel ) { e.preventDefault(); } if (e.type== mouseleave || e.type== touchend || e.type== touchcancel ) { $(e.target).children( span.flavorpopup ).removeClass( touchstart_skillicon ); } else if (e.type== mouseenter || e.type== touchstart ) { $(e.target).children( span.flavorpopup ).addClass( touchstart_skillicon ); } } document.addEventListener( DOMContentLoaded , function() { var scrollTimeout; $(window).scroll(function() { isScrolling = 1; clearTimeout(scrollTimeout); scrollTimeout = setTimeout(function() { isScrolling = 0; }, 500); }); var itemapi = https //w.atwiki.jp/f_go?cmd=upload&act=open&pageid=1857&file= ; var item2api = https //w.atwiki.jp/f_go?cmd=upload&act=open&pageid=2101&file= ; var skillapi = https //w.atwiki.jp/f_go?cmd=upload&act=open&pageid=2096&file= ; var buffapi = https //w.atwiki.jp/f_go?cmd=upload&act=open&pageid=2124&file= ; function GetImageURL(api, name) { return url( + encodeURI(api + name + .png ) + ) ; } //var redirectList = [[ アサシンピース , 1804 ],[ アサシンモニュメント , 1805 ],[ アーチャーピース , 1802 ],[ アーチャーモニュメント , 1803 ],[ キャスターピース , 1806 ],[ キャスターモニュメント , 1807 ],[ ゴーストランタン , 1808 ],[ セイバーピース , 1809 ],[ セイバーモニュメント , 1810 ],[ バーサーカーピース , 1811 ],[ バーサーカーモニュメント , 1812 ],[ ホムンクルスベビー , 1814 ],[ ライダーピース , 1816 ],[ ライダーモニュメント , 1817 ],[ ランサーピース , 1818 ],[ ランサーモニュメント , 1819 ],[ 万死の毒針 , 1679 ],[ 世界樹の種 , 1838 ],[ 伝承結晶 , 1843 ],[ 八連双晶 , 1844 ],[ 凶骨 , 1826 ],[ 剣の秘石 , 1781 ],[ 剣の輝石 , 1829 ],[ 剣の魔石 , 1830 ],[ 原初の産毛 , 1662 ],[ 呪獣胆石 , 1667 ],[ 大騎士勲章 , 1732 ],[ 奇奇神酒 , 2944 ],[ 宵哭きの鉄杭 , 3292 ],[ 封魔のランプ , 1738 ],[ 弓の秘石 , 1771 ],[ 弓の輝石 , 1823 ],[ 弓の魔石 , 1824 ],[ 愚者の鎖 , 1709 ],[ 戦馬の幼角 , 1730 ],[ 智慧のスカラベ , 1734 ],[ 枯淡勾玉 , 4649 ],[ 槍の秘石 , 1792 ],[ 槍の輝石 , 1841 ],[ 槍の魔石 , 1842 ],[ 殺の秘石 , 1786 ],[ 殺の輝石 , 1833 ],[ 殺の魔石 , 1834 ],[ 永遠結氷 , 4557 ],[ 混沌の爪 , 1832 ],[ 無間の歯車 , 1847 ],[ 狂の秘石 , 1773 ],[ 狂の輝石 , 1827 ],[ 狂の魔石 , 1774 ],[ 禁断の頁 , 1828 ],[ 竜の牙 , 1848 ],[ 竜の逆鱗 , 1849 ],[ 精霊根 , 1726 ],[ 聖杯 , 1840 ],[ 英雄の証 , 1820 ],[ 虚影の塵 , 1825 ],[ 蛇の宝玉 , 1835 ],[ 蛮神の心臓 , 1845 ],[ 血の涙石 , 1778 ],[ 術の秘石 , 1788 ],[ 術の輝石 , 1836 ],[ 術の魔石 , 1837 ],[ 追憶の貝殻 , 4723 ],[ 隕蹄鉄 , 1851 ],[ 騎の秘石 , 1769 ],[ 騎の輝石 , 1821 ],[ 騎の魔石 , 1822 ],[ 魔術髄液 , 1678 ],[ 鳳凰の羽根 , 1846 ],[ 黒獣脂 , 1782 ],[ 励振火薬 , 4556 ],[ QP , 3269 ]]; function GetItemImageURL(name, noframe) { // iOS mobile safariでキャッシュしたアイコン画像が読み込めない場合がある為APIではなくリダイレクト先を指定してみる //var redirect = redirectList.filter(function(o){ return o[0] === name; }); //if (0 redirect.length) { // return url( https //img.atwikiimg.com/www9.atwiki.jp/f_go/attach/1857/ +redirect[0][1]+ / +encodeURI(redirect[0][0])+ .png ) ; //} return GetImageURL(noframe ? item2api itemapi, name); } let nopagelist = [ ピース , モニュメント , の輝石 , の魔石 , の秘石 ]; function GetItemURL(name) { for (let i = 0; i nopagelist.length; i++) { if (name.indexOf(nopagelist[i]) != -1) { name = アイテム ; break; } } let uri = location.toString().split( / ); uri.splice(-2); return encodeURI(uri.join( / ) + /?page= + name); } function GetClassShort(itemname) { var clsChange = [[ 全 , 剣 , 弓 , 槍 , 騎 , 術 , 殺 , 狂 , 盾 , 裁 , 讐 , 月 , 分 , 降 ], [ オール , セイバー , アーチャー , ランサー , ライダー , キャスター , アサシン , バーサーカー , シールダー , ルーラー , アヴェンジャー , ムーンキャンサー , アルターエゴ , フォーリナー ]]; var clshelp = ; var n = itemname.lastIndexOf( モニュメント ); if (n == -1) { n = itemname.lastIndexOf( ピース ); } if (n != -1) { n = clsChange[1].indexOf(itemname.substring(0, n)); if (n != -1) { clshelp = clsChange[0][n]; } } else if (itemname.indexOf( 叡智の ) == 0 && (n = itemname.lastIndexOf( 〕 )) != -1 && clsChange[0].indexOf(itemname[n-1]) != -1) { clshelp = itemname[n-1]; } else if (clsChange[0].indexOf(itemname[0]) != -1 && itemname[1] == の ) { clshelp = itemname[0]; } return clshelp; } //重複チェック function DupCheck(element) { var nostyle = typeof $(element).attr( style ); return nostyle !== typeof undefined && nostyle !== false; } // アイテムアイコン 引数 (アイコン名[, テキスト[, 置換アイテム名][, フレームなし]) $( span.item,span.item2 ).each(function(){ if (DupCheck(this)) { return true; } var prm = $.map($(this).text().replace(/\\,/g, @@@ ).split( , ), $.trim); if (!prm[0]) { $(this).css( color , red ).text( アイテム名がありません!! ); return true; } $(this).empty(); var ft = prm.length 2 ? prm[2] prm[0]; var nofrm = prm.length 3 && prm[3] != 0 ; var ct = GetClassShort(ft); if (ct != ) { $(this).append($( ).addClass( clstext ).text(ct)); } $(this).css( background-image , GetItemImageURL(prm[0], nofrm)) .attr( data-itemicon , ft || ) .append($( ).addClass( itemnum ).text((prm[1] || ).replace(/@@@/g, , ))); if (ft && ft.length 0) { $(this).append($( , { href GetItemURL(ft)}).text(ft).css( display , none )); } regEvent(this, ItemIconCallback); // .on( touchstart touchend mouseenter mouseleave touchcancel click , ItemIconCallback); }); // スキルアイコン 引数 (アイコン名[, Rank[, スキル名, チャージターン数, フレーバーテキスト]]) $( span.skill ).each(function(){ if (DupCheck(this)) { return true; } var prm = $.map($(this).text().split( , ), $.trim); if (!prm[0]) { $(this).css( color , red ).text( スキル名がありません!! ); return true; } var popup = ; var pidx = -1; for (var i = 0; i Passives.length; i++) { if (Passives[i][0] === prm[0]) { pidx = i; break; } } if (prm[2] || pidx != -1) { if (pidx != -1 && !prm[2]) { prm[2] = Passives[pidx][0]; prm[4] = Passives[pidx][1]; if (pidx
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魔物 SSS 金色ガッシュ SS 完全体クリア S+ 鎧クリア S ゼオン ガッシュ S- キャンチョメ シャツクリア ブラゴ A+ ウマゴン アシュロン A ゴーム、モモン A- バリー アース チェリッシュ B+ リオウ キース ロデュウ ジェデュン B テッド ウォンレイ カルディオ デモルト ギャロン B- ゾフィス レイン パムーン ファンゴ C+ ツァオロン リーヤ ザルチム C コーラルQ パピプリオ ブザライ C- レイラ ティオ ビョンコ D+ ビクトリーム ミラコ キッド ベルギムEO D パティ ホウガン アルム カマック D- バランシャ ロップス エルジョ E+ フリガロ ゲリュオス デンシン イバリス バビル カルーラ E ボルボラ ドグモス バムウ エシュロス E- バーゴ ガンツ ダルモス マルス キクロプ フェイン F+ バキング バラホー ザミー パラマキロン ニンニン F ロブノス ザバス バルトロ ポッケリオ F- スギナ レイコム コルル ヨポポ G ゴフレ ガニー ダニー ドンポッチョ H ゾボロン パートナー SSS デュフォー SS 高嶺清麿(アントカ) S 高嶺清麿 シェリー ヴィノー 玄宗 A+ ナゾナゾ博士 リーン アポロ アリシエ A サンビーム ガルザ ニコル フォルゴレ チータ A- リィエン グスタフ サウザー 大海恵 アルベール ルーパー B+ ヴァイル グラブ エリー カイル(覚醒)ジード B ラウシン ステング バニキス 秋山進一(覚醒) 細川 エル B- ゲルハルト フリト 春彦 スーツ ゴルドー しおり C+ ジェム ベルン ウルル アルヴィン ミール C イギリス紳士 ジェット ルン カーズ D アドラー 清兵衛 ガリオント レンブラント リュック E ベリコ 連次 秋山進一 ゴーマン ヒゲ F ココ 操られたパートナー G カイル